田んぼの稲穂が色づいてきて、早い品種は稲刈り目前。
…というところで雨・雨・雨。
なかなか稲刈りが始められない9月アタマ。
台風の進路が変な感じで、危険なエリアがたくさん。。
この時期は仕方ないとはいえ、ゆっくり進んだり、進路が読みにくいのは勘弁してほしいですね。
(すんごい天気悪い)
昨年ほどではないにしろ、8月、けっこう雨が降りました。
夏らしい日差しに、ちょこちょこ降る雨。
水不足にならず、お米には良いのでしょうけども。
あぜの雑草は、この時期にしては良く伸びます…
天気予報がコロコロ変わる上に、山あいの鹿野は、その天気予報があたらずに、
結構良い確率で雨だったり。
草刈りに勤しみつつ、イノシシ・シカ対策も。
今年は、イノシシが少ないです。
毎年、お盆前に穂が出る田んぼあたりから襲撃されて、
猛暑の中、あっちこっち電気柵を設置したりしていたのですが、
今年は少なくて済んでいて、ちょっと助かっています。
(とは言え数か所は出てきているので設置していますが)
(電気柵の直前まで荒らしてる…)
去年の冬の大雪で、小さなイノシシが歩けなくなって淘汰されたのか、
はたまた、最近シカが増えまくっているので、その影響でイノシシがどこかへ行ったのか。
後者は、いやだなぁ…。
去年、柵の上にさらに電気柵をする「シカシフト」を敷いたので、
多少は良いはずなのですが、やはりシカのジャンプ力は脅威です。
最近も、雨の中師匠がシカを捕ってくれて、解体を手伝いましたが、
特にこの時期のケモノ対策は、複雑な気持ちです。。
捕れたらとれたで、嬉しいような、
こんなデカいやつがイッパイいるのか…と現実をより鮮やかに見せつけられるような。
そんな中でも師匠は相変わらずのマイペース。
この間は、家の裏で「水道屋さん」してました。
地下の配管がどこか破れてたみたいで、コンクリを削岩機でぶっこわして配管を取り換えていました…。
(自宅の敷地内で大胆なぶっ壊し方)
「2時間もかかったで」とか。
たった2時間!?
やろうとすること自体がすごいのに、手早すぎるでしょ…。
僕はといえば、
草刈り機が異音を出していたのでヤバイ!と思ったら、走行ベルトが切れる寸前だったとか。。
(ギリセーフというか、アウトなような)
で、
その翌日には軽トラの警告ランプが一斉について動かなくなって、病院送り。
どれもこれも、自分では解決できず。
連日のトラブルに、「稲刈り中じゃなくて良かった」と思う、
ただただ前向きなメンタルだけが取り柄(笑)
なんてトラブルにあいながらも季節は進み、
早い品種は稲刈りが近いので、この雨続きで水が溜まってしまわないように、
「落水」する作業を行います。
田んぼがいっぱいあると地味に大変ですが、この地味なやつが大事なんですよね。
だいたい世の中は地味な作業が支えている!←名言。
遅めの品種は、穂が出て熟し始めているやつとか、穂が出たばかりのやつもいて、
いろんな段階の田んぼがあるので、色々気を遣います。
ちょっと遅い品種。
だいぶ遅い品種。
稲の花。
お世辞にもキレイとは言えないですけど、やっぱこれが自家受粉して実が出来ると思うと、なんか可愛らしくみえてくるから、現金なもので。
これからは、早い品種の稲刈りをしつつ、こういった遅めの品種の稲たちもお世話しつつ、
というのが10月下旬ころまで続くわけです。
なーんて、稲作のマニアックな事情を紹介しつつ、
実はいきなり、稲刈りしました。
今年は、たぶん初めて、
僕が提案して、始まりました。
昨日まで結構な雨だったのですが、
今日は晴れ。しかも30度超え予報。
朝の見回りの感じから、「午後からなら行けるんじゃね?」って思って。
あとは、初日の予定は全部、自分や師匠の田んぼではなくて「頼まれてる所」で、
順調なら半日で刈れる!と思って。
去年のブログでもそうでしたが、
毎年のように、一発目は師匠の気まぐれ(←失礼)で、突然始まっていたのですが、
今年は、「今日の午後、刈りません?」って僕から言いました。
師匠がちょっとびっくりしてたのもまぁ無理もない、というくらい、
我ながら、やや攻めた判断でしたが、
結果オーライ。
師匠も「今日やって良かったな」と。
なんかちょっと嬉しかったです(笑)
めっちゃ暑かったのが人間にはキツかったですが。
田んぼの地面の状態、稲の状態を判断してやれるかどうか、決めていかねばならないのですが、天気が不安定だと、あまりビビってるといつまでも稲刈りができず、「収穫適期」というやつを逃してしまう可能性もありまして。
この後も、雨やら風やら、色々あると思うので、
いつもの通り「100点は目指さない」(笑)というゆるーい方針を胸に、
安全第一で、可能な限り攻めていこうと思います。
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