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  • 執筆者の写真Daisuke Shirakawa

タイヤも心も新しく。

4月11日。

鳥取市鹿野町に住み始めて丸10年が経ちました。


THE ALFEEは今年でデビュー50年ですから、まだまだヒヨッコ農家です。



10年やってたら凄そう、って思う人もいれば、

まだ10年ね、って思う人もいるはずですが、


まぁ、年数なんていうものは、あくまでも一つの指標でしかないわけで。


機械のことなんて何にも分からない僕が、

生きてくだけで精一杯の日々の中で、ゴリゴリの本職農家サマたちの「経験値」には、

何年かかろうが追い付けません。


が、それでもやはり知らない世界を知る、という面白さはあるし、

いくつになっても勉強になるぅ~って好奇心は持ち続けたいし。


絶対に極められないという意味では、飽きないシゴトです笑


先日、トラクターのタイヤを初めて交換しました。




そもそも土の中を走るので、ものすごいゴツゴツしたタイヤ。


でも。当然っちゃ当然なのですが、少しずつチビていくのです。


で、水はけの悪い田んぼでタイヤが土を捕まえる「グリップ力」のようなものが弱ってると、

滑っちゃって滑っちゃって、脱出できなくなる=ハマるんです。


実は一昨年くらいから、「なんかヤバい気がするなー」って思ってたのですが、

メンテに出したときに何も言われないので「まだ大丈夫なのか」って勝手に安心してたヘナチョコ農家。


今年、グッチャグチャの「湿田(しつでん)」で作業したいことがあって、いよいよタイヤの限界を痛感。


若手なのに僕とは違ってほんとに若いときから経験値を積み上げまくっている大尊敬する農家さんに、タイヤの交換を教えてもらいました。



もう、何を買えば良いのかというところから。


タイヤサイズとか、考えたことも無かったので、

表記の意味を理解するところから…


知らないことが多すぎて笑えます。


湿田だったら前輪に後輪用のタイヤをはかせたら良いよ」って。


…タイヤの交換を自分でやったことも無い僕が、考えるはずもない別世界のアドバイス。


思考が何周も遅れてるけど、「分かりました!やってみます!」って勢いだけでやることに。



と言っても、結局道具とか色々貸してもらってようやくタイヤを交換できたので、

ほんとに自分でやったのかというと、そうでもないのですが笑



まぁしかし、タイヤ交換の効果はテキメン。




交換前はヒヤヒヤだった湿田での運転も、結構な安心感。



田んぼから出現した謎の巨石を引っ張るのだってヘッチャラ。




(これ、マジでありえんサイズ…)





と、11年目のシーズンも七転八倒しておりますが、

毎年新しいことにチャレンジしてるからこそのアチコチの痛みだと自分に言い聞かせてアルコールで鎮痛してます。


桜も、いちおう楽しんだし。





膨大な事務作業も8割終わったし(2割残ってる…)



猛烈に忙しい農繁期に突入だ!



と思いきや、そんな時期に「忙しい所悪いけど、荒地と化したウチの土地をキレイにして!」って依頼があったりして。





おおぅ。


いつも仲良くしてくださっている方だし、実は去年も同じ方に頼まれて「竹やぶ」をやっつけたし、断れません。


というか、土地めっちゃ持ってる…


そりゃ無理だよな~

って思うと、ほんと断れない。


プロの業者さんほどにはキレイな仕事はできないけど、

荒れまくってるところをキレイにするのは結構気分が良いもので。



農繁期の合間に少しずつやる。


体力仕事の合間に体力仕事をやる。という無謀な挑戦が始まりました笑




現場の下見でカニを発見。

(カニって、高い所にもいるんですね)




さて。11年目はどんな年になるかな。


タイヤとともに、気持ちも新たにへなへなっと頑張ります。



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