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執筆者の写真Daisuke Shirakawa

刈るのも狩るのも。

長らくブログを書いておりませんでしたが、

稲刈りは始まっており、実はもう中盤戦くらいです。

暑すぎた8月に、相当消耗して9月を迎え、

人に頼まれてる分から稲刈りが始まったのですが、

その頃も秋の気配ほぼゼロの猛暑。。

ヘロヘロの9月。


師匠の稲刈り。サポートしてるだけで暑かった…



九州の方って、台風対策もあり8月に稲刈りの地域も多いと聞きますが、

この暑さの中ずっと稲刈りかと思うと、尊敬しか無いというレベルでしたね…


暑い&忙しいという厳しいスタートとなった2020秋。

毎年のようにじわじわと担当面積が増えているのですが、

今年は割とガッツリ増えちゃいまして。

で、あんまりにも同じ時期に大量に「収穫適期」というやつを迎えると

慌てふためくので、品種や田植え時期などを分散させてみています。

その結果、確かに「収穫適期」はかぶらないのですが、

「早い品種の稲刈り」

「遅い品種の水管理と草刈り」

がじんわりかぶってきて、

「全品種のイノシシ対策」もあるので、

結局慌てふためいている気がします(笑)

で。

稲刈りって朝露が落ちてからの方が良いので、

その前に「稲刈り以外の作業」をするのです。

イノシシ除けのための電気柵もその一つ。


イノシシに歩かれまくって、ヤバいとは思いつつも、資材を使い果たし、

早い品種の稲刈りが無事に終わった地区の電気柵を撤収して、

ようやく遅い品種の「狙われた田んぼ」のケアを。

ギリギリのやりくり(笑)

早朝から電気柵設置作業。

そしたら、怪しい雲行きとは思っていたけど、

電気柵作業中に、ガッツリ雨。。




冷たい。

だけではなく、

この後の稲刈りできない。

稲刈りできないんだったら、雨やんでから電気柵でも良いっちゃ良いのですが、

モーレツにやることはあるし、

どうせ濡れたのだから続けるべし!(笑)というハイテンションで一気にやりました。

なんなんだこの、

稲刈りはできないわ、

イノシシ対策という地味なシゴトでのずぶ濡れは。

しかしまぁ、

この作業が終わったらイノシシの檻の見回りにも行く予定だったので気を取り直して

軽トラでゴー。


そ・し・た・ら。

ほとんど期待してなかったけど、約2か月ぶりに、

捕れてました。



なんというタイミングでしょう。

イノシシにやられまくって電気柵を張ってる最中に雨に降られた直後に、

罠にかかったイノシシを発見。

小さな1才くらいのイノシシが2頭。


「うわー、ちょっと可愛い」って思いつつも、

すぐさま心の中で

「ふはははは❕❕❕見たかこのブタ野郎!」

って叫んでた僕は相当すさんでおります(笑)

(電気柵を張っていた地区とは全然違う山ですが)

この山で、僕はウリボー(イノシシの赤ちゃん)が5匹連なって駆けていくのを

目撃しています。

僕の土地ではありませんが、

この山の持ち主さんが木を育てていて、

イノシシに荒らされないように柵をしていたのですが、

そこの石垣を破壊していて(!)、できたすき間をウリボーがススス―っと

駆けて行くところを。。



破壊力がえぐい。


例えるなら、

釣りをしていて、魚影が見えるのに釣れない、というような感覚で悔しかったのですが、

一矢報いた気がします。

捕れたのはウリボー5匹ではなくその1年先輩2名ですが。

とにかく、いろんなところを荒らされながら

「お互い必死」

というやや謎なリスペクトもしながら、「罠に掛かったら負けだぜ」って思いながら

対峙しています。

暖冬でイノシシが激増する中、今のところ対策が功を奏して、

無事に(軽傷は負いつつも)稲刈りできているので、

鹿野の狩猟者全員に感謝しながら引き続き稲刈りも(を)頑張ろうと思います。

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