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執筆者の写真Daisuke Shirakawa

自給とか自立とか

さむーい2月が終わりました。




昨日(2/27)までの気温の平均が 3.3℃のようで。

2021年は 6.6℃ということなので、ちょうど半分。そりゃ寒い。



(こんなのが何回も発生してました…)



(ちょいちょい吹雪っぽいのも。もう雪はお腹いっぱいです)



たぶん僕が鹿野に住み始めてから一番頻繁に降りました。


一発ドカン!ってのは経験してますが、

ずっと寒くて頻繁に降るというのは初めてかな。

(一発ドカンはほんと勘弁してほしい)




冬の間にこまごまと考えたり動いたりしてますが、

トラクターを整備に出したり。




農機メーカーさんに無理言って、整備の日教えてもらって

立ち会わせてもらって勉強したり。


日頃、トラクターのどこを注意して見ておいたら、

故障の兆しを早期発見できるのかなーとか。

僕、そういうの苦手なのに、春の農繁期に忙しく作業してると

余計に気が付かないことになるので。



近くにプロが居てくれる心強さはすごいのですが、

やはり最低限自分で出来るようになっておかないとなーと。



建設のバイトも細々とですが、声をかけてもらえるので

お金をいただきながら勉強させてもらっています。

もちろん作業優先なので、じーっと観察などはできないのですが…




新築の家の駐車場をコンクリで作っていく作業。


左官屋さんの上手いこと!職人かっこいい!って思いました。



ちなみにここ、生コン入れる前に砕石を入れていくのもお手伝いできたので、

珍しく同じ現場に2回関われたんです。

砕石の厚みが何ミリで、コンクリートがそこから何ミリってのを緻密に。


あとはこの現場でのチームワークとか、1日が終わった後にキレイにして帰るとか。


単純にコンクリ敷いてく作業経験がいつ活きるんだってことじゃなく。

こういう「仕事に向き合う姿勢」みたいなところが、間違いなく農業にも活きてくるなと思ったり。



それに触発されたわけじゃないけど、

この冬はキャスター付きパレットをいくつか作ろうとしていて。


お米のせて1トンくらいの耐荷重が求められる中、

使う場所の状況などから色々試しているところ。

(これもあまりの雪で、作業が進まなかったのですが)


キャスター1個がまぁまぁ良いお値段するのですが、

1トン台車を買うよりは圧倒的に安いので、頑張ろうと。


小さな失敗を繰り返し、キャスターを買い替えているうちに、

我が家には今ごついキャスターがいっぱい積み上がっています(笑)

(キャスターコレクター)



師匠もよく言いますが、

とにかく自分で工夫する、やってみることが大事と。


不器用で、とくに大したアイデアも無い僕ですが、

自分のペースで、やってみよう!と思えるレベルから挑戦するのは、

続けてやっていきたいなーと思っています。



世の中がますます不安定だったり見通しが悪くなってきたりして、

自立とか自給のようなことが大事と言われますが。


まぁそれはその通りなのでしょう。


でも突き詰めて完璧を求めだすと、

自給できてそうなコメでさえ、肥料など輸入しているものが多く、

さらに燃料なんて、ぜんぜん自給できてないので、絶望的な気分になっちゃいます。


だからとりあえず、

一段階でもいいから自分の手の届く範囲を広げてみるというか。



寒さも少し落ち着いて、春近し。


久しぶりの日差し、なんてネ。




あ、そうそう、この間、お米の発送で鹿野の小さな郵便局に行ったら、

局長さんがさらりと「150周年のスタンプカードです」とか言って渡してきて。



「150周年!!?」って驚きました。

うーむ。一応400年の歴史ある城下町とは言え、

それはさらっと言うことじゃなくてもうちょっとバーンと言っても良いんじゃないかと思いました。


農業も、資材や資源がなくなったら続かないけど、そもそも町があり人が居なけりゃ続かないわけで。

続けば良いという訳でもないんだろうけど、「持続」にはいろんな側面があるなと改めて。


さ、来月は雪の被害からの復旧が待っている。

大変だぞぉ~ (←開き直り)



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