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社会不適合化中

執筆者の写真: Daisuke ShirakawaDaisuke Shirakawa

今年もあとわずかとなりました。


2014年に就農してから、お陰様で10年。

11年目のシーズンを無事(だったのかどうか…)駆け抜けました。



前回の記事でも書いたように、稲刈り時の暑さは尋常ではなく、

稲刈り終了後のカラダのダメージを引きずりながら、あれこれ事務作業やら共同作業やらに追われていて、農閑期史上もっとも泡吹いていた11月12月だったような気がします。


あの暑ささえ無ければ…と思いながらも、

いや、暑さがなかったとしても近年の11月以降の作業ボリューム考えたら、結局同じくらいの泡吹き感だったのでは。。と思う自分もいます。



コメ業界の激動に、農村事情も確実に変化していて。


いま目先にやらないといけないこと(水路問題とかね)と、

ちょっと先を見据えてやっておきたいことのダブル雪だるま。



終わりなきイノシシ対策に。

あぜがボコボコに…
あぜがボコボコに…


関東出張。


遊んでるみたいな写真ですが
遊んでるみたいな写真ですが


ドローンの免許取得に。



関西出張。

遊んではいません
遊んではいません



いままで、農閑期には色々なお誘いがあったらなるべく行くようにしていましたが、

この冬は、基本お断りしています。



米農家って、稲刈り済んだら一気にヒマになると、

鳥取の人でさえ思っているのかもしれません。


都会の方が農業を分かっていないのは、仕方のない面もあると思います。

僕も11年前までそうでした。


でもいまは、農村の人でさえ「ベテラン非農家」が増えて、農業への想像力が著しく低下しているのをビシビシ感じます。



失礼を承知で、農業と関わりの薄い役からどんどん下りさせてもらっています。



「ちょっと協力してほしいことがあるんですけど…」


って仲の良い人から声かけられたときに


「ゴメン無理。絶対僕より時間ある人、他にいるから」って、

中身も聞かずに断ったヒドい奴はワタシです。



中身聞いちゃうと断れなくなりそうな意志薄弱男もワタシです。



こんなタイミングで、来年の自治会長が回ってきたのもワタシです。



・・・せっかくいくつかの役を外れたのにぃ(笑)


ちなみに今年は班長で、来年が自治会長。

12月に今年の自治会長から引継ぎを受けて、もうちょこっとですがシゴトが始まっていて。

実は班長としての最後のシゴトも残っていて。


「ん?今やってるこれはどっちとしてのシゴトだったっけ??」と一瞬ワケが分からなくなりました(笑)






役所からの謎文書。

世の中にはまだまだ知らない世界がいーっぱい。



そんな年末ですが、雪が降るから、そろそろ電気柵の本体を片づけようかなーって

思って現場へ行ってみたら。


電気柵の外側ギリギリまでイノシシに掘り起こされている…

ということは、電気柵が効いているおかげで田んぼをボコボコにされていないわけで。



電気柵の本体が雪で埋まって壊れるのを防ぎたいので片づけようと思ったのですが、

こんなにギリギリまで来ているなら、まだ電気柵を無効化できない。。


ということで、雪で埋まらないように本体を高い所に置くようにしてみたり。



やれやれ。イノシシの恐怖はいつまで続くんだ。



しかし今、鳥取では「豚熱(ぶたねつ)」という、豚・イノシシの感染症が確認されていて。

捕獲個体の移動制限がかかっていたり、解体処理施設への持ち込みも禁止だったりして。


捕れたイノシシを処分する場所も圧倒的に足りないから、害獣駆除のために頑張っていた人の一部が罠を仕掛けるのをやめちゃったんですよね。


さらに、山に豚熱ワクチン入りのエサを撒いて感染拡大防止に取り組んでいるという。


養豚業を守るためという趣旨はよくわかります。


が。


その他の農業被害の対策は??


このままいくと、イノシシがすごい増えます。

イノシシ、1回の出産で5頭くらい生むので。


今でさえ徳俵いっぱいでの攻防なのですが、もう完全に寄り切られそう…



・・・まぁ。なるようにしかならんのですが。




なんて日々を過ごしつつ、

いろんな楽しげなお誘いも断っている社会不適合者な米農家ですが、

静かに飲むのは変わらず大好きなので、純米燗酒を準備している時間は幸せしか感じません。


準備しているときでこれですから。

口に入れた時はもはや。もはやです。


皆さま良い新年を。



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