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  • 執筆者の写真Daisuke Shirakawa

アタマを整理したい冬

日本海側の寒波は鳥取にもやってきて、まとまった雪が降りました。




(徒歩でパン屋に向かい、途中で諦めそうになりました…)



2024年が始まってもう1か月たちますね。

こうして「今年も早かったねー」なんて、年末を迎えていくのでしょうか…


鳥取に住み始めて10年。


こんなにも毎年のように色々と工夫・挑戦をすることになるとは、

正直思っておりませんで。


浅はかだったぜぇ。


としょっちゅう思いますが、そういう状況に身を置かないと勉強も挑戦もしないかもしれない意志薄弱男としては、まぁ良かったのではないかと思いこむようにしております。


近所の農家さんとも「何か変えていかないと、一年がもったいない」という話になり、

激しく同意。


人口も横ばいで年齢構成も海外事情もほぼ変化の無い世の中だったら、ここまで工夫しまくらなくても良いのかもしれませんが、そんな世の中なわけはなく。


農業の場合、試すことをある程度想定しておいて、

そのための下準備もやっておいて、

ようやく「今年はこれを変えてみる」というようなことができるので、


準備が遅れると「うぁぁ…変えられんじゃん…」ってことになり、1年がほんとにもったいないことに。


ということで、冬は冬で、色々考えたり動いたりしております。


とは言え、心身ともにリフレッシュする時間も必要なので、

年末年始は、久々にゆっくり帰省してきました。




(鳥取とのギャップ!)


会いたい人が多過ぎて、一度の帰省ではとても無理…。


人が居ない鳥取から、超密度の東京へ行って無理すると、

一気に体調崩す(笑)傾向にあるので、ある程度体調管理しながらの安全運転。


会えなかったみんな!ゴメン!無理が効かない年になってきております…

鳥取に来て!



帰省して嬉しかったのは、

東京時代にお世話になっていた整骨院に顔出したら、

「手がたくましくなってる」

って言われたこと。


デスクワークで腱鞘炎になるほど腱鞘炎になりやすい体質の僕の手の指は、

確かにとても細かったのです。


今でも細くて、周りのベテラン農家さんとかと比べたら恥ずかしくなるくらいなのですが、

僕の指を昔から診てくれていた人に「太くなった」と言われると、

少しは変わったのか!と嬉しくなりました。




(自分では分からないものですね)




英気を養って鳥取に戻り。


またドタバタの日々ですが、ちゃんと休息もとったので、

気合十分でございます。




酒販免許の更新もしたり。



僕のお米を使った日本酒造りが年末から始まっていて、

蔵にも経過を見させてもらいに行ったり。


(新酒としてもう少しで発売になる予定です)



鹿野町のお隣、青谷町にある山根酒造場さんは、お米の生産者ごとにお酒を仕込んでいて「お米の差」を大事にしています。


ということは。


お米の差をよ~く見られるわけですので、ものすごく緊張します。


他の生産者さんも知っていますが、土地や品種、やり方がそれぞれ違う中で、

お酒にするときにどうだったのか。


途中経過も聞かせてもらうことは次の米作りに、非常に勉強になります。


この冬に聞かせてもらったことが、今年の米作りですぐに反映できることもあれば、できないこともあるので難しいのですが、できない場合も来年を見据えて考えながら今年の稲を観察していくことになります。



すでに、昨年秋から始まっていることもありまして。




田んぼに「緑肥(りょくひ)」を植えています。


稲刈り後の田んぼにマメ科の植物を植えて、翌年の肥料分にすると同時に、

草抑えの効果と、CO2排出削減効果、土壌の表面保護効果も期待して。


緑肥の種類によっては、越冬できない植物もあるので、

雪がどっさり降るとちょっとドキドキします。



結局のところ気候や土壌の特徴によって最適なやり方というのは変わってくるので、

こうすればOK!というのが無いのが難しいところであり、面白いところです。



こうやって、目先だけではなく、数年後、地域がどうなっているのか?

国内はどういう状況か?

海外は?


とかとか考えながら工夫するのが面白そう!と思える方、一緒にやりません?(笑)



草刈りして疲れてビール飲んで語り合うだけでも、

十分過ぎるくらいです。


考えてても、人としゃべらないと、なんか突破できないことって結構あるので。



いつもながらとりとめのない記事になってしまいましたが、

最後求人みたいになったな(笑)



冬の僕のアタマの中は、こんがらがっています。


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