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執筆者の写真Daisuke Shirakawa

心身を鍛える農繁期

田植えが、終わりました!

まずは無事に、田んぼが増えても人が増えても、

ケガ無く乗り切れて良かったです。



苗を育てて、土づくりも並行してやって、

川から水路へと水が来たら、

「代かき」というドロドロを作る作業もして。

草刈りもして。


「1つの田んぼ」に何度も何度も関わる春の農繁期。


田植えって、ある意味「集大成」みたいな感じなんですよね。



田植えしてる時。


(あー、この田んぼ、代かきすごい頑張ったなー)


とか


(草刈り頑張ったとこだー)


とか。


走馬灯のようにね。


あ、最近の子どもたちははこんな言葉はあまり使わず、

「スライドショーのように」って言うみたいで、時代を感じました(笑)

確かに走馬灯も、見たことないから、スライドショーの方がまぁ分かりやすい。。



それはそうと、とにかく集大成なわけで、

田植えの時にはまぁまぁ疲れも溜まっています。



育てた苗を、田んぼに運んで。

(暑さで枯れないように、2階建てにしてみたり)



ここに、ヘビさんが隠れてたりして、

さすがにビックリしました。


その距離20cmないくらいでしょうか。



お互いに「ゴメンゴメン!」ってディスタンスを確保。



シマヘビは、例外なくおとなしいから好きです。

ほんと、マムシじゃなくて良かった。



さらに。


受け持って2年目の田んぼの水路に、水が来なくなって。



(枯れる寸前)



一大事ですよ。

緊急事態。



去年も、なんか心もとない感じでしたが、

どうにか1年やれたので、なんとなく今年も大丈夫かと思っていたら。



なんでこんなに水がすこーししか来ないんだ!?



原因を探る基本は、「上流方向へ辿る」


なのですが。


この水路の上流方面、けっこう荒れてるんです…


いや、「荒れかけてる」が正しい表現かも。


管理者はいるけど、管理しきれてなくて、

水路周りも草ボーボーで、水路が見えません。



どこまで水が来ているのか。

どこかで詰まっているのか。



これはツラい。。



とりあえず荒れかけているところはスキップして、

さらに上流へ。



よく分かんない。。



師匠に聞いたら、県道の下を土管が通っているところがあるとのことで。


これは草ボーボーのところで知らない人は見つけられんだろ…ってとこでした。


分岐点まで水は来ているのに、土管の先に水があまり来ていない。

ということは、「土管が詰まっている」ということですよね。



で、まずはそこに辿り着くまでの「草刈り」から。



草ボーボーの中で作業するのは大変なので。



(まだ辿り着かない…)



この草刈りも、なかなかでした。。


どこの地域もそうなのかもですが、

もう行政が管理する道路の脇の草、超時々しか草刈りしてくれないんですよね。

しかも、道から1mだけとかいうセコイ刈り方。


道路脇の草刈りで、もう色々限界の田舎の現状をビシビシ感じますが、

とりあえず刈るしかないので、土管までは(←僕もセコイ)、刈りましたよ。



ふぃ~

なぜ田植え時期に…



もはや笑えます。



で、土管の掃除。




県道の下を通っているということで、かなりの長さ。

開始5秒で、見たことないサイズのクモが奥へと逃げていきました。。

ドキドキ(笑)



いざ。


別のトンネルを掃除するために、農村のおいちゃんが手作りしてくれた謎のながーい道具を拝借して。

(この時点で割と疲れてます)



土管をつつくも、かなり遠い所まで手ごたえがなく。

ようやくあった手応えは、相当デカい石がいっぱい。という感じでした…。


いや~な予感がしながらも、この謎の武器で立ち向かうしかなく。


そして予想通り、石らしきものの重さがすごくて、謎の武器が壊れる…



危うく土管の中に新たな詰まりものを発生させるところでした。



竹を「継いで」あったのか…作った人すげぇ器用だな。

しかしこんなに抵抗の大きな作業は想定してなかっただろうから、抜けて当然。


でも僕にはこの武器しかない(笑)




もう一度継いで、今度は軽トラに積んであったイノシシのワナ用のワイヤーとペンチでグリグリしめて、固定。

もはや意地です(笑)





すんごい頑張って、いくつかの石を取り出すも、、

水流はちょろっとしか改善せず…


くぅ・・・いまはこれまでか。


ギリギリのやり繰りになりました。




田植えが終わったので師匠と本気で対策します!(意気込みは良いが、疲労がすごい)




さらに。

田植え中のトラブルは続き。



まだ5月なのに、田植え前の田んぼをイノシシが荒らしまくる事件が発生。


これまた緊急事態。


明後日くらいに田植えしようかな、という準備万端の田んぼを、

端っこではありますがボッコボコにされていて。



仕上げの代かき(しろかき)したのに…やり直し。



犯人の足跡くっきり。



こんなのは初めてですし、周囲の人も含めてみんな驚いてました。



で、田んぼの代かきやり直すだけでは、イノシシの再侵入にあう危険がずっとあるので、

「電気柵に通電」することに。



いつもは6月に落ち着いてから通電してたのですが。


通電するためには、きちんと電気柵が漏電したり切れたりしていないかチェックする必要があり、大変なのです。

草刈りもしなきゃで。。



田植えの時期に…



で、通電したあとしばらく大丈夫でしたが、

今度はすさまじい強風の日があり、

なんと木が根こそぎ倒れ、(せっかくメンテした)電気柵をつぶしていると…




師匠が発見し、「チェンソーもって集合して」と言われ。



風の力に唖然…



師匠にチェンソーの目立て(研磨)のやり方を教わり。



田植えの時期に…



これはチェンソー3台で向かったら早く解決しましたが。



こんなのばっかりな、心身を鍛えられた5月でした。



苗を育てていたところにも師匠が稲を植えるので、

片付けも大忙し。



カエルの卵が孵り、おびただしい数のオタマジャクシが田んぼを泳いでます。

カエルもモチロンすごい数。



相当数、サギ・トンビ・カラス・コウノトリなどに捕食されているはずですが、この数。

これからの時期、鹿野の王者は、カエルになります。


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