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執筆者の写真Daisuke Shirakawa

あの手この手でイノシシを…


イノシシ対策に追われております。

いや、

イノシシを追いかけてやる気合いです。

もう、「イノシシ今年は出ないで!」なんて祈りません。

確実に出てくる敵でございます。

この間の冬が暖冬だったことが大きいと思いますが、

イノシシの数、出足の早さが過去5年と比べて、最悪な感じです。

山あいの鹿野では、いっぱい雪が積もると、足の短いイノシシの、

特に年齢が若いやつは、動けなくなって死んでしまうとか。

確かに、大雪で大変だった翌年は、少しマシでした。

(それでも被害あったけど…)

しかし暖冬で相当生き残ったのでしょう。。

田植え直後から気配を感じ、

ジャガイモの収穫シーズンにはあちらこちらで悲惨なニュースが飛び交い…

こちらも、山すその電気柵を例年より早く稼働させましたが、

その効果も短く。。

まだ、稲の穂が出ていないので、

田んぼの周りを歩いて様子を見ています。

僕よりもこまめに見てるんじゃないかというくらい…

山すその電気柵が突破されているようには見えないし(←かなりしっかりセットしたつもり)、

通り道の推測はできる状態。

しかしそのあたりの檻には、断固入ってくれないメッチャ賢いやつら。

師匠に相談して、

檻の周辺の通り道に、「くくり罠」を仕掛けることに。

つ・・・ついに、、

くくり罠までデビューしてしまいました。

くくり罠とは、地面に仕掛けを埋め込んでおいて、

イノシシがそこを踏んだらワイヤーが足を締め付ける、というもの。

これは、檻よりもベテラン向けかと。

なぜかというと、

・どこ踏むかなんて分からん!宝くじ当てるような難易度。

・かかったとして、超怖い。檻よりも「生身の対決感」すごい。

ということ。

しかし、檻が見透かされている以上、

ビジュアルとしては見つけにくい仕掛けでないと掛かりにくいのも分かります。。

そして、ケモノ道をひたすら探し、

・イノシシが通っている細い道を特定

・確実に足を置きそうなところを特定

・その付近に仕掛けを括りつけられる「丈夫な木」の存在が前提条件なのでそれを確認

という作業をして、

仕掛けを設置。

一回では、とても覚えられない…

檻より、圧倒的に山の中感。。

なにしろ、普通に人と出くわすようなところにくくり罠は置けません。

かかったイノシシが興奮してしまい、危ないから。。

・・・

僕はハンターになっちまったんでしょうかね(笑)

そして、

それ以外にも、イノシシが迂回して攻めて来るルートを推定し、

そこをふさぐための電気柵も追加で設置してみたり。

もはや、「田んぼの周辺」とは言えないエリア(笑)

この戦い、ながーい目で見たら、確実に勝つのはイノシシのような気がします。

あ、でも人間が水田を諦め、ゴーストタウンになったこのあたりには、

イノシシ的にも価値を見出さなくなるのかも…??

大雪、降れ!!(←結局)

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