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  • 執筆者の写真Daisuke Shirakawa

奇跡に感謝しかない農繁期

田植えが6月の上旬に終わって、1ヵ月近くが経とうとしております。


4月からの農繁期。

集中して安全第一で、色んな新しい試みも挟みつつ、

我ながらよく頑張ったと。



田んぼは、絵に描いたような(?)こんな風景に。




田植え直後はもう少し心もとない感じですが、

少し時間が経つと、ちょっとずつ元気が出てきてかわいらしい時期。



僕自身は、田植えの疲労がドドドドドっと押し寄せてくるタイミングで気圧も下がったりなんかして、悲鳴をあげる体との対話みたいなものをやりながら、どうにか田植え後のデリケートな時期を乗り切った感じです。



乗り切った…と書いてしまいましたが、

今年、普通に行けば乗り切れなかったはずだったのです。。



作業ボリュームに対してマンパワーが足りない…というのは

ある程度分かっていたので、いろいろ手を打ってはみたものの、

なかなかうまく行かず。



ま、そうだよねー。

っと開き直り、自分でどうにかするしかない!っと腹をくくってはいたのですが。



それでも、まぁ厳しいのなんの。


具体的には「草刈り」なんですけどね。



この厳しい状況を知らないとは思いますが、

地域の方が、知らないうちに草刈りしてくれるという奇跡が!



しかも1回ちょろっと。とかじゃなく、

超いっぱい。



なんかもう、すごいんです。

朝起きて田んぼいったら、草刈りキレイに終わってる!という。


この嬉しさは、クリスマスプレゼント以上かも(笑)



なんだこのすごい奇跡は。

これは、田植え済んだらビールをお届けせねば!!!

(そんなレベルでは無い嬉しさですが)


とひたすら感謝しながらの田植え。


で、


今年に入ってから、お酒の地産地消感がすごい感じになっていた僕は、

やっぱ御礼のビールも、鹿野のクラフトビールでしょ!

ってことで、移転して生産能力が爆上がりしているアカリブリューイングのクラフトビールをチョイス。




しかしこのあともまだまだ地域の人たちによるサプライズ草刈りは続き、

田植え後のぐったりした僕のカラダをだいぶラクにしてくれました…!


やべぇなコレ。

やべぇ。


としか言いようのないこの感じ。


しかも、

道で軽トラ同士すれ違ったときに、スーパードライを差し入れでくれたり。


(クーラーボックス持参の日々なのでとりあえずこちらへイン)


こっちが渡さねば!なのに!


家では日置桜かアカリブリューイングのクラフトビールを呑んでいたのですが、

だんだん頂きもののスーパードライが溜まってきて、

そこへ、この猛暑!


今だ!とばかりにスーパードライ。


なんか懐かしかったです(笑)

これまで飲んでたローカル感から一転。

すんごい中央集権的味わい(笑)


でも、カラダを目一杯使ったあとの中央集権テイストは、悪く無いんですよー。

というか、好き(笑)



なんか、あれですよね。

飲んでるものが仮にいつもと同じものであろうと、

地域の人からの気持ちも一緒に頂いていると思うと、グッときますね。



年々やることが増えているのは気のせいでは無いと思いつつ、

それでも新しい取り組みをしてみたい欲求は抑えられず。


今年は特にいろいろやってますが、

そのうちの、小さいけど分かりやすいやつが、

「オタマジャクシをカエルにしたいゾーン」の設置。



これ、水路の入り口付近がぶっ壊れてて、水を止めたくても入ってきちゃう田んぼで実施中。


3月のブログで書きましたが、

田んぼは一旦「干す」のですが。


オタマジャクシがカエルになる前に干すと、歩けないから死んじゃうわけです。

(それでもおびただしい数のカエルが誕生するのですが)



田んぼは干したい。

一部でオタマジャクシを生かしておけたら良さそう。

ということで、

「水路が壊れてるせいでどうせ干せない所」を「区切って」

ずっと水たまり状態を作ってみようかと。


カエルが増えると、稲の敵である「カメムシ」を食べてくれるとか。


ま、この辺は目に見えないのでどうなるか分かりませんが。




地味~な追加作業ではありますが、

うまく行くようなら来年以降もやろうかな。と思っとります。



この水たまりにオタマジャクシが集中するので、

サギやトンビがここを狙い撃ちするのではないか、と心配しているのですが、

今のところそのような光景はないので、無事にカエルになることを願います。



さらっと梅雨が明け、

なかなかの暑さですが、毎年違う天候なのは当たり前。


温度がどうだとか、数字に一喜一憂はせず、

目の前の現象に対して体がどう感じるか。

長い目で見てどういう変化がありそうか。


農業はじめて「カラダで感じる」ようなことの大事さをすごい感じるので、

数字とか論理的なモノサシとの「両にらみ」で落ち着いてこの夏を乗り越えていこうかなと。


なんて言いながら、すぐに暑さでヘロヘロになるのは目に見えているのですが(笑)



今日なんて、

イノシシ対策で地域のおいちゃんに、「一緒に柵のまわりに除草剤をやろう」と呼び掛けた時に、


僕「何時からが良いですか?合わせますよ」

おいちゃん「すぐ暑くなるから5:30からにしようか」

僕「…いいですよ」


朝の5:30に人と待ち合わせとか、なかなか無いですよね。



たしかに涼しかったけど。





日中はコレですから。

6月にコレ出したのは初めて。




夕方もめっちゃ暑い。



・・・だんだん慣れて来たな。

低気圧来るよりマシかも、、とか思い始めました(笑)



奇跡に感謝し、ちょいちょい休憩しながら、

今年の天気とうまいこと向き合おうと思います。


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