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真夏の★中山間

  • 執筆者の写真: Daisuke Shirakawa
    Daisuke Shirakawa
  • 2020年8月14日
  • 読了時間: 3分

ももも、もぉーれつに暑いですね。。

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コロナの影響が、これまで申し訳ないくらいに軽微だった米農家のワタクシですが、

(あ、生活面ですよ。収入面はちゃーんと影響受けてます。ウフフ。)

家の暑さに耐えかねて、本当は涼しいカフェで事務作業に勤しみたいのに、

それがコロナのせいでやりにくいので事務作業が進まないという、ショボい理由で痛手を被っております。。

とにかく、長すぎる梅雨が明けた後の、

これでもかという強烈な日光。

稲にとっては日照不足よりは良いのですが、

今度は栄養不足にならないように、穂肥(ほごえ)と呼ばれる追加の肥料の検討もするのです。

で、やるとなったら、20kg以上の荷物を背負って炎天下の畔を歩きながら肥料をあげる。。

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先日、僕が育てている中では一番「遅い品種」の「山田錦」というお米の穂肥をしたのですが、

「これで最後!」っと思い、結構な面積をいっぺんにやったら、ちょっと危なかったです(笑)

シンドイ時こそ丁寧に。

という、謎に自虐的な思考で臨んだせいか、良いシゴトした感はあります(笑)

が、全身びっしょり。

髪の毛も、ずっと風呂上がりですか?って状態で。

もはや帽子をかぶる意味がないのでは…と思いながらもそこは冷静にかぶりました。

そして、真夏の超絶ストイック作業その2。

中山間地ならではかな。

害獣対策。

ひたっすら電気柵を張りまくる。


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これ、まず杭を打ち込むんです。

あ、その前に草を刈るんでした。



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どちみち草は刈るんですが、イノシシのせいで段取りが変わります…

草刈りと杭打ちが終わったら、線を張る。

最後に、電気を流す本体を設置する。

第一工程の杭打ち、すごい大変です…。


ただ打ち込むだけでなくて、高低差やイノシシがちゃんと感電するように、稲刈り時に邪魔にならないように、など工夫しながら。


第二工程も、結構大変ですが、2人でやるとラク。

集落の人に手伝ってもらいました。


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やった人にしか分からない、超~地味な成果。。



最近は田んぼの見回り、もちろん至近距離からの水の管理も行うのですが、

可能なところは、こうやって上からも見ます。


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キレイに穂が出そろっています。

ここを、イノシシが通ったり、ぐちゃぐちゃにしたりしてないか…というための上から目線。

イノシシが通ると、こうなります。

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もっと分かりやすいのがコチラ↓

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※人の足跡ではありません。


でもこの集落。

かつてないほどに畔草をキレイに刈り終えたお盆となりました。

というのも、集落の人に草刈りヘルプをお願いしたら、

ものすごい瞬発力でやってくれて。

うわー、助かる!

と思ったけど、今度は頼んでなくて自分でやるべきところだけが残り

目立つ!(笑)

背中を押されるようにハイペースで僕も草刈り!

結果、ものすごい面積の畔が、お盆前にスッキリ。

お墓周りはもちろん、とにかくこの辺りの人は

お盆前の頑張りが凄まじい。

僕は正直、この集落にお墓もないし、関係ないっちゃ無いんですが、

一気にキレイになるとそれはそれは、気持ちが良いもので。

相当しんどかったので、来年も同じようにできるか、

分かりませんが!(笑)

あとは、この夏やっていることは、

イノシシを捕獲するための罠のチェックも。

毎日欠かさずやりますが、なかなか捕れません。

でも、先月僕が1頭獲ったあと、

僕の師匠が作っている田んぼで、被害が止まったそうです。

そういうことがあると、やる気出ますよネ。

スーパーのレジのおばちゃんに、「それ以上やせないようにね」なんて言われる

ひょろひょろ農家の僕ですが、

もうちょっと痩せそうです…

最後に雷やら風やら夕立やら、変わりやすい夏の山あいの夕方の風景を。

ほんの少し、癒されます(笑)


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