ももも、もぉーれつに暑いですね。。
コロナの影響が、これまで申し訳ないくらいに軽微だった米農家のワタクシですが、
(あ、生活面ですよ。収入面はちゃーんと影響受けてます。ウフフ。)
家の暑さに耐えかねて、本当は涼しいカフェで事務作業に勤しみたいのに、
それがコロナのせいでやりにくいので事務作業が進まないという、ショボい理由で痛手を被っております。。
とにかく、長すぎる梅雨が明けた後の、
これでもかという強烈な日光。
稲にとっては日照不足よりは良いのですが、
今度は栄養不足にならないように、穂肥(ほごえ)と呼ばれる追加の肥料の検討もするのです。
で、やるとなったら、20kg以上の荷物を背負って炎天下の畔を歩きながら肥料をあげる。。
先日、僕が育てている中では一番「遅い品種」の「山田錦」というお米の穂肥をしたのですが、
「これで最後!」っと思い、結構な面積をいっぺんにやったら、ちょっと危なかったです(笑)
シンドイ時こそ丁寧に。
という、謎に自虐的な思考で臨んだせいか、良いシゴトした感はあります(笑)
が、全身びっしょり。
髪の毛も、ずっと風呂上がりですか?って状態で。
もはや帽子をかぶる意味がないのでは…と思いながらもそこは冷静にかぶりました。
そして、真夏の超絶ストイック作業その2。
中山間地ならではかな。
害獣対策。
ひたっすら電気柵を張りまくる。
これ、まず杭を打ち込むんです。
あ、その前に草を刈るんでした。
どちみち草は刈るんですが、イノシシのせいで段取りが変わります…
草刈りと杭打ちが終わったら、線を張る。
最後に、電気を流す本体を設置する。
第一工程の杭打ち、すごい大変です…。
ただ打ち込むだけでなくて、高低差やイノシシがちゃんと感電するように、稲刈り時に邪魔にならないように、など工夫しながら。
第二工程も、結構大変ですが、2人でやるとラク。
集落の人に手伝ってもらいました。
やった人にしか分からない、超~地味な成果。。
最近は田んぼの見回り、もちろん至近距離からの水の管理も行うのですが、
可能なところは、こうやって上からも見ます。
キレイに穂が出そろっています。
ここを、イノシシが通ったり、ぐちゃぐちゃにしたりしてないか…というための上から目線。
イノシシが通ると、こうなります。
もっと分かりやすいのがコチラ↓
※人の足跡ではありません。
でもこの集落。
かつてないほどに畔草をキレイに刈り終えたお盆となりました。
というのも、集落の人に草刈りヘルプをお願いしたら、
ものすごい瞬発力でやってくれて。
うわー、助かる!
と思ったけど、今度は頼んでなくて自分でやるべきところだけが残り、
目立つ!(笑)
背中を押されるようにハイペースで僕も草刈り!
結果、ものすごい面積の畔が、お盆前にスッキリ。
お墓周りはもちろん、とにかくこの辺りの人は
お盆前の頑張りが凄まじい。
僕は正直、この集落にお墓もないし、関係ないっちゃ無いんですが、
一気にキレイになるとそれはそれは、気持ちが良いもので。
相当しんどかったので、来年も同じようにできるか、
分かりませんが!(笑)
あとは、この夏やっていることは、
イノシシを捕獲するための罠のチェックも。
毎日欠かさずやりますが、なかなか捕れません。
でも、先月僕が1頭獲ったあと、
僕の師匠が作っている田んぼで、被害が止まったそうです。
そういうことがあると、やる気出ますよネ。
スーパーのレジのおばちゃんに、「それ以上やせないようにね」なんて言われる
ひょろひょろ農家の僕ですが、
もうちょっと痩せそうです…
最後に雷やら風やら夕立やら、変わりやすい夏の山あいの夕方の風景を。
ほんの少し、癒されます(笑)
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