top of page

田んぼでカッターをなくしたら

  • 執筆者の写真: Daisuke Shirakawa
    Daisuke Shirakawa
  • 2020年5月29日
  • 読了時間: 6分

ひたすらに田植えをする日々。

と書くと、田植えばっかりやってるように見えますよね。

当然です。

そう書いてますから(笑)

が、田植えに至るまでには、

土づくりの方にも色々と準備ってものがありまして。


秋の稲刈りは、その田んぼに一度入って収穫すれば良いのですが、

春は、耕うん、代かき、畔の草刈りとかとか。

田植え前に一つの田んぼに何度も関わります。


さらにね。

まだ田植えの時期だというのに、田んぼの中をイノシシが歩いているのです…

縦横無尽。。

田植え後だっておかまいなし。

当然踏まれるやつも出てきます…


慌てて山すその電気柵をメンテ。

(ほんとシンドイ)

どいてくれないカエル(笑)

あとは「育苗」。

タイミングみて、水あげたり、

根の張りを良くするために踏んだり。



そこにヘビがいたりして。



苗って、居心地いいんでしょうね。

カエルも大量にいます。

だからか、ヘビもたまにいます。

ヘビ、逃げた先も結局苗の中・・・

そこを踏まねばならない僕の憂鬱(笑)


(この先のどこかに必ずいるという  笑)


とかとか、田植えの周辺にはいろんなことがあり…

で、疲労もそれなりで。

先日なんと、田植え中に、カッターを紛失しました…。

カッターは、肥料袋を開けるために使うのです。

ポケットから落ちたのかな?

と思って、最後にカッターを使ったあたりをウロウロ探してみるも、

見当たらず。。

田んぼの泥の中かな…

田んぼの神様が出てきて

「百姓よ、おぬしの落としたカッターは・・・」

みたいなことにならないかなー。

ってだいぶ疲れた発想です。

で、これ午前中の早めの時間帯のこと。

この日は丸1日田植えの予定。

まだまだ田植えはある。

昼休みには家にあるカッターを取りに帰れるから、

午後は良いとして、

問題は午前。

困った。

選択肢1「軽トラのあるところまで歩いていき、家に帰る」

→いやぁ~、結構遠い…

選択肢2「軽トラのあるところまで、田植え機で戻る」

→また田植え機で田んぼに来るのが結構遠いし、腹立たしい(笑)

選択肢3「カッターなしで田植え続行」

→この可能性を探る!

カッターの代わりになりそうなものを、田植えの最中、

手持ちのアイテムから見つけ出せるのか…

そもそも、大してモノを持ってきておりません。

苗、苗の箱、ペットボトル、スマホ…

モノを切るには無理なものばかり…

可能性として最も高かったのが、


カギ!!

田植え機のカギには、実はいろんな他のカギもジャラジャラついてます(笑)



試しに、うりゃうりゃとカギでトライしたら、

どうにか開きました!


田植え続行!


その後も何度も肥料袋を開けねばならなかったのですが、

だんだん、

「どのカギをどんな風に使うとうまく開くのか」

コツをつかんできました(笑)

もちろんカッターほどは切れませんが。


すごいなぁ。

何でも開けちゃうんだな。さすがカギだな。

幸運なことに、「あるモノでどーにかする作戦」がうまくいき、

苦労しながらも午前中の田植えが午後イチくらいに終わり(笑)、

昼休憩で家からカッターを取ってきました。

午後は、別のところへ。

目標、田んぼ4枚。

あ、田んぼの数え方って「枚」ということが多いです。地域にもよるかな?

ちなみに、農地を管理する役所の数え方は「筆(ふで)」です。

田んぼ1筆(ひとふで)、とか言います。

知らなかったなー。

話が逸れましたが、4枚のうち、1枚終わった所で、

肥料袋を開けるときに、カッターでサクっと、指までやらかしてしまいました…。

1人で「いって!え、うっそぉ…」て謎のつぶやき。

午前中にカギでグリグリしてて、

午後にカッターですからね。力加減が…

何でも切れちゃうんだ…。さすがカッターだな。

もうこの時点で、「午後の目標4枚」に暗雲。

痛いというテンションの低下以外にも、

「集中力が落ちている」のが原因のケガだから。。

しかし、この「指を切る」という地味なケガは、ちょっと想定してなかったです(笑)

もっと、骨折や捻挫、トラクターや田植え機での事故といった、

大けがにつながるようなところへの注意力を維持しないと!


とは思っていたのですが。。

地味なんだけど、指先は痛いですよね~…

で、再び選択肢。

1「今日はこれでやめる」

→集中落ちてるんで。…いやいや。

「代わりに進められるもの」が段取りできてない…まだ明るいし。

2「このまま田植え続行」

→うーん…どうかな。いやいや。

この後も手をガッツリ使うのに…それはストイックすぎる。

3「軽トラまで歩いていき、家でバンソウコつける」

→これが現実的か。

4「近所の家でバンソウコもらう」

これをまずは目指そう!(笑) で、ダメなら軽トラだ!

幸いにも、午前と違って、わずか数軒ではあれども

家が近くにある田んぼでした。

で、最初のターゲット。

一番近い家。

実はこの田んぼの地主さん。

(地主さんだし、頼みやすいな)


僕の心の声

「いやぁ~、お宅の田んぼの田植えしてたらこのザマですわ」

(注:当然ですが指を切った原因は、地主さんには1%もありません。)


とか心でつぶやきながら歩くこと2分(近い!)。


ピンポーン。


(シーン)

不在…

プリーズステイホーム…

良からぬ心の声のせいです。



やむなく2軒目を目指すことに。

ちょっと離れるけど、日頃仲良くしてくれるおいちゃん。

しかし結構ざっくり行っている傷。

早くバンソウコ貼りたい。

いい年して、指をくわえた男

長靴で県道を歩くこと3分。(割と恥ずかしい)

えへへ、血の味(笑)


田植え中で汚れまくった手。

止血効果はあるにせよ、

相当な量の雑菌も体内に共生することと相成りました。

そしておいちゃん。

居ました!グッジョブ!

僕「ゆび切っちゃいまして~バンソウコもらえません?」

おいちゃん「え?そんなもん、あったかいな…」

僕(え!??無いの!?)

焦ります。


まさか。いや、確かに、生まれた時から農家のタフなおいちゃんは、

ケガなどしないのかも。

いや、ケガの定義が違うのかも。僕のはケガではないとか…?

そーいや、僕の師匠も、稲刈り中にマシントラブル対応で

けっこうガッツリ出血してて、横で僕が引いてるのに、ケロッとして何もしてなかったな…

おいちゃん、奥さんに声かけて、バンソウコ探してもらう。

その間に


おいちゃん「紙テープならあるけどな」

僕「え…?」

おいちゃん「割と止まるで」

僕(傷に直で紙テープ?ワイルド…奥さん!お願いバンソウコ見つけて!)

どこまでもワイルドなおいちゃんとのやり取りに動揺してる間に、

奥さんがバンソウコ見つけてくれました(安堵!)。

でも確かにちょっと心もとないので、

バンソウコの上から、紙テープで補強。

(これを直はつらい…)

ふぅ。

これでよし。

手袋もしてやろう。

(というか、素手でやってたからケガしたわけですが)

応急処置は済んだとは言え、痛いのはあんまり変わらないのに、

その後も手を酷使して、

案の定ですが、体の別のところに違和感が。

もともと残りわずかだった集中力を指に持っていかれながらも、

どうにか目標4枚を終わらせました。

家でビールで消毒しました(笑)

みなさん、田んぼでカッターをなくすと泥沼ですよ(笑)



Comments


bottom of page