5月がもう終わろうとしています。
田植えはまだまだ続きます。。
あ、田植え、始まったんです(笑)
(乱暴に扱っても起きてこない🦋)
田植えを始めるまでの準備がいっぱいあって、
田植え自体は始まってしまえば割とすぐに終わるんですよー。
しかし!
田植え後の田んぼは、水位の管理なんかで超デリケートな時期!
ということで。
田植えの準備!
田植え!
田植え後の田んぼのケア!
が全部重なるこの時期。
毎日ボロボロになっています。
謎の事務作業やら経理処理やらに追われつつも、
体をしっかり休めた冬があっての今。
朝から晩まで身体感覚をフル稼働させて
グッタリして飲んで寝る、という日々が、結構好きなのです。
前回のブログでチェンソーで倒木を切りまくった話を書きましたが。
今月は、大規模な土砂崩れ&倒木を、業者さんが撤去してくれました。
(斜面の角度がエグい。斜面というか、崖では。)
役所とのやり取りとか、僕がやらなきゃいけない立場だったので、
農繁期のボロボロに拍車が(笑)
というかこの春、やたら会合多い…。
時間は、だいたい夜。
カラダをマックスで使い切って、
そこからの、会合。
車で行かねばな距離なので、まず飲めない。
会合のあと、飲んでる場合ではない時間になっているので、
強制的に休肝日になる(笑)
ぐぅぅ・・・なんか釈然としない。
そんなボロボロを楽しむランナーズハイな農繁期後半戦。
水が・・・足りなくなりました。
めっちゃ暑い日が続き、水路にある少しばかりの水を田んぼに入れてみても、
隅々まで水が行きわたらないのです…。
仕方がないので途中まででも良いからと、
トラクターで「代かき」に入り、少しでも早く水が行きわたるようにしてみたり。
(うぉぉ。もうちょい。。)
というヤバイ状態でしたので、
僕がお世話になっているいくつかの水系のうちの1つ。
今日、川に堰をする作業が行われました。
でっかい石にワイヤーをひっかけ、クレーンでそれを引っ張り上げて、
置きたいところに置いて、水を堰き止めていく。
そして水路に水を引き込む。
そんな大変な作業でしたが、
僕の師匠は、クレーンの滑車の原理について教えてくれたり。
むかーしむかしの物理の授業がなんとなく、蘇ってきませんが、
こういう経験をすると、ちゃんと勉強しときゃ良かった。と思います。いやほんと。
この大事な時期に、無事に水が来たので一安心なのですが。
いま愛知県では川の底に穴があいて、水が漏れまくり、
大変なようで。
これがいかに絶望的で、災害級かということは、
僕が農業やってなかったら実感わかないのではないかと思います。
これ、全国ニュースになってるんですかね?
(テレビとか新聞ないので分からない)
「給付金の振りこみ間違えちゃった」みたいなニュースはほんとどうでもいいから、
こういうのこそ、毎日毎日、伝えた方が良いと思う。
これ、
・数十年前のインフラの老朽化という問題。
・農繁期の農業用水と、発電にも使う工業用水と、どう優先順位をつけるか、という問題。
とかとか、いろんな問題を投げかけてきています。
水というものが、なにか当たり前にあるような気分になりそうな世の中ですが、
ちょっとしたことで、本当に深刻な事態を引き起こすのだと。
個人的には「今しかない」農業用水を優先して欲しかったと思ってしまいます。
翻って、今日作業した川の堰。
ニュースになっている堰とは段違いの手作り感…
別に漏水事故があったからいう訳じゃなく、
僕はこの手作り感が好きです。
かなりの確率で、1年持たずに壊れます。
台風などによる水の圧というのは凄まじいので。
それをまた、手作りで直す。
数十年持つものを作ると、壊れた時にどうすればいいかを知っている人が
居ない可能性が高まったり、
そもそもどうしようもなかったり。
手作りで毎年やってたら、毎年ノウハウが蓄積されたり継承されたりする(←これも実際は危ういのですが)。
しかしまぁ、「川底に穴」とか言われちゃうと、この川でも起こるかも。
と思っちゃいます。
ほんと、冬の土砂崩れで作付けを諦める可能性もよぎりましたし、
川の水が来ないとか、その水系すべての田んぼがアウト。
いろいろ危ういギリギリのバランス。
もう、何事もなければ超感謝!
ちょっとした被害ならそれもまた感謝。です。
さて、
まだまだ続く田植え。
忙しかろうが疲れていようが、
こういう感謝の気持ちを忘れずに、
もちろん安全第一で。
がんばります。
コメント