ぐずついた天気が続く鳥取の晩夏。
というか全国だいたいそんな感じですよね。
去年の8月、めっっっちゃ!暑かった!!ので、
それとのギャップがすごいのですが。
各地に大きな被害をもたらした大雨、僕のいる鹿野は、
幸い大したことは無かったですが、かなり降りまして。
その後も降り続いたせいだと思いますが、
後日、斜面が崩れるという…。
あぶな…
そして水路に巨石。
でもこれ、「災害」というには小規模すぎるらしく、
関係者が自力でどうにかした方が早いらしい…。
僕が役員してるので、
僕の仕事がまた1つ増えるという悲劇。
そんなドタバタの中。
稲刈りが始まりました!
稲刈りが始まる前に、作業場の掃除をするのですが、
今回は僕の後輩さん含め、初参加メンバーがたくさん。
機械が好きで人に説明するのも結構好きな師匠。
僕なんて、未だに機械よく分かんないから、
人に説明するときも、どうしても「ふわっ」としちゃいます。。
こんな僕が、よく戦車みたいなコンバインを運転してるもんだ、と
我ながら不思議です。
さて、稲刈りの話ですが。
ここ数年だいたい同じ傾向なのですが、
最初は、僕の田んぼでもなく、師匠の田んぼでもなく、
「稲刈りして~」と頼まれたところ。
まぁそれ自体は良いのですが。
この読みにくい天気の中、
頼まれた日程の「前の日」に。
ちょっと野暮用で師匠のところに行ったら、
出陣直前!みたいな感じになっていて。。
…だいぶこの予想外の感じにも慣れてきていますが(笑)
僕「今日、刈るんですか?」
師匠「刈るよ」
僕(…なんで?)
稲刈りって。
コンバインに乗って刈る人と、
刈った籾(←穂についている実であり、種。要はお米です。)を運ぶ人。
基本「2人」必要なのです。
僕、野暮用で「たまたま」行ったのですがね。。
師匠の強運というのか、なんというのか。
(僕の予定は全とっかえで)
なし崩し的にそこから稲刈りの段取りをし、
レッツゴー、田んぼ。
そこからさらに。
師匠「あんたが刈りんさい」
だって。
いやいやいやいや。
シーズン一発目。
一年前のことを思い出しながら緊張してやるやつ。
勝手の分からない「人の田んぼ」。
ではありますが、
無理!
って言って、通じる相手でもありませんので(笑)
刈りましたよ。
コンバインに何もトラブルが起こらないことを祈り、
見知らぬ田んぼで謎のワナが無い事を祈りながら。
頼んできた耕作者さんに見られながら、
どうにか無事に乗り切りました。
唯一やめて!って思ったのは、
イノシシ対策で耕作者さんがセットしていたセンサー。
僕がコンバインで通るときに、ものすごい勢いで野犬の吠える声が鳴るという…。
ほんとにドキっとします…
で、
予定より1日早く始まった稲刈り。
翌日である本日。
自分の田んぼも始まりました。
どんより不安定な天気のくせに、
晴れたら晴れたで、すごい暑い。。
今年から受け持った田んぼが、今年の一発目だったのですが。
ここ、「布勢の清水」という湧き水が出てるところの目の前の田んぼなんです。
この湧き水を汲みに、頻繁に人が来ます。
大量に汲んでいく人はそこに数分~数十分、居続けます。
そこで稲刈りする僕。
完全に見世物です。
農業って、ビニールハウスとかでない限り、
外から丸見えで、近所の人や友だち、こういう見知らぬ人まで、
「仕事してるところ」をガッツリ見られちゃう職業。。
僕が稲刈りしてる間に、水汲みに来た人が4組も。
別に緊張する必要もないし、特段違うこともしていないのですが、
なんか疲れます(笑)
まぁそれでも、日暮れまでに刈ってしまいたい目標も無事に達成し、
やれやれと、師匠と夕方の世間話でも。
と思ったら、師匠がなにやら準備していて。
師匠「これでカニを獲る」
カニ?
鳥取?鹿野あたり?では「ズガニ」と呼んでいる川にいるカニ。
師匠「9月頃のが一番おいしい」
とのこと。。
稲刈りだけでもなかなかの忙しさで、
そこにイノシシ対策とかあるのに、カニを獲るカゴを作って、
これから仕掛けに行くという師匠。
なんというか。
田舎の恵み、季節の恵みを逃さん!という貪欲さというのか。
僕、ソレ全然持ってないので、田舎の恵み、あんまり分かんないです(笑)
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