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執筆者の写真Daisuke Shirakawa

THE ALFEE 50周年

夏真っ盛り。

今年も暑い。


いや、今年は、熱すぎますね。


なんといっても、THE ALFEEがデビュー50周年ですから。





熱すぎるし、めでたすぎる。


ずーっと休みなく、解散も活動休止もなく、ひたすら走り続けて50年。

こんな熱い話があるでしょうか。


そして今年も、シングルが出て。

しかもそれ、50周年「第一弾」シングルですって。


もうたまりませんね。


この第一弾シングルで、オリコン58作連続TOP10入りという、

男性アーティストでは1位タイ(嵐と一緒)の記録も達成。


でもねでもね。


ファンとしては、もはやそれは「おまけ」なのよ。


シングルが出る。

テレビなどで演奏される。

アルフィーを知る。

好きになる人が増える。

ライブに行く。

ライブの魅力が尋常じゃないことに驚く。

沼にはまり一生ついていく。


シングルって、このきっかけの1つにすぎないのです。


そして、どのアーティストにも言えることですが、

やはりシングルは、リリースされたときの自分や時代を思い出せる象徴的な曲だったりするわけです。


58作の歴史。

もっというと、その前のも含めた73作。

もっともっというと、アルバム収録曲にも名曲はいっぱいあり、

通算2800本以上(!)のライブを通じて、思い出に残るシーンは本当に数えきれないのです。



僕は中学生のとき、アルフィーのデビュー20周年のときにファンになり、高校生になってからライブに行くようになりました。


ライブに行く前から大好きでしたが、ライブに行って本当にアルフィーしか見えなくなりました。


ただ、大変失礼ながら、すでに20年もやっているグループでしたから、当時高校生の僕としては、

「あと何回ライブを観られるのだろう」なんて思いもうっすらと。


だからこそ、毎回「これが最後かもしれない!」というくらいの熱い気持ちでライブ参戦していました。


ということもあり、今まで何回ライブを観たのかなんて、数えていないのですが、

それはもう、本当に相当な回数であり、そのたびに感動やら元気やらをもらってきました。


30周年、40周年、45周年なんてあれよあれよと月日は流れ。


僕の愛したアルフィーは、ついに50周年。


ライブ会場には、大ベテランのファンはもちろん多いのですが、高校生や大学生と思われる方も結構来ていて、常に第一線で新曲を出し続けているグループらしい客席の多様性。



20周年のときに、テレビで3秒くらい聞こえてきた「まだ見ぬ君への愛の詩」という曲の最初のフレーズ。

その本当に短い時間が、その後30年追いかけ続けるきっかけとなりました。


健全に(?)音楽性に惹かれて聴くようになったのですが、

その時は、「3人ともメインボーカルをやる」ということも知らず。


アルバムを聴いていて、「ん?え?これ同じ人の声?」なんて驚いて、

ライブビデオ買って、3人それぞれが歌っているのを見て初めて「まじで!」ってなったのを覚えています。


当時はインターネットも無かったですし、過去の映像をササっと探せるような環境はなかったですからね。


3人とも、メインボーカルがとれる。

3人とも、ハモれる。

3人とも、演奏技術がめっちゃ高い。


こんな3人が揃うのが奇跡だなぁって、時が経つほどに強く思います。


なにって、この3人が、全員「自己主張しない」人たちであり、

自分が自分が。というタイプが一人も居ないのが信じられない奇跡。



アルフィーが10周年のときにインタビュー受けてる動画があり、

そこで3人がそれぞれ大事なコメントをしていました。



(THE ALFEE 10 years old)



坂崎「お金が儲かるから」という理由ではやらない。「自分たちが楽しいかどうか」を大切にする。


桜井「(仕事仲間というより)大切な友だちとして考えるから10年続いたのかな」


高見沢「(音楽で大切なものは)仲間。」



時々、お友達感覚ではダメ、みたいな表現があって、それはそれで合ってるような場面もあるけど、

とにかく気の合う3人で、しかも超うまい3人で、お互いを尊重しながら、不遇の時があれども、楽しむことを忘れずに続けてきている。

お友達感覚のまま、50年走ってきた稀有な存在なのだと思います。



ファンは、それぞれアルフィーを知った時期は違えども、自分が知った時より前の歴史も知りたいものですから、どんな時代を過ごしてきたのか、おおまかには知っている人が多いです。



アルフィーの目指すところは、「3人で奏でる心地よい音楽を、ずっと続けていたい」なんだと思うのです。

「売れたい」ではない。

だから、売れたあとも初心を忘れずライブを中心にずっとやってきている。



そんなアルフィーを追いかけているファンは、ものすごくマナーが良いことでも有名。


野外ライブを含むコンサートで、会場スタッフがびっくりするくらい、終了後の客席がきれい。

奢らないアルフィーを好きになるファンも、また然り。なのでしょうか。

(ゴリゴリのメタルやハードロックの曲も多いのですが、それとこれとは別ですね)




30周年のときに3人で話している動画があり、そこで

「50周年のときに(売れない時代の)レア音源とかを出そう」なんて話になり。





坂崎「…誰かが居ないなw」


桜井「だって…70才だよ? いないよ誰かw」


っていうやり取りが、本当に大切な友だち同士の会話だなぁって、

見ていてほっこりします。

(レア音源、出してほしいけど)


本当に、この奇跡の3人が、3人とも元気でステージに立っているだけで、

奇跡起こり過ぎ。




ガチファンの僕としては、

あのパンデミックの世で一番心配したことは、


ライブができなくなったアルフィーが急激に衰えるのではないか。


でした。


休みなくやってきたからこその声、技術、体力 ということはあったはずで、

本当に心配だったのです。



杞憂でした。



ライブ再開後のパワーたるや。


どんだけすごいんですか。


50年。


1974年に20才でデビューして、ずーっと一緒に50年。


こんなに美しいハーモニーを奏でられる人たちは、そうはいませんよね。


完璧なのです。


あ、一つだけ難を言わせてもらえば。



彼らのハーモニーがキレイすぎて、カラオケで一人で歌ってもイマイチ…。




おめでと。

アルフィー。



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