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手と手袋のはなし

  • 執筆者の写真: Daisuke Shirakawa
    Daisuke Shirakawa
  • 2019年5月25日
  • 読了時間: 3分

猛烈に暑い田植えのシーズンとなっております。。

日の出と同時に外に出て、

日の入りまで体力仕事してると、毎日燃え尽きているのですが、

翌朝にはすぐに燃え始めます(笑)

そんな中、助けてー!って言う能力は大事。

そしてそれよりも、助けてくれる仲間の存在が大事。

前日の夕方に、

「明日、朝6時からどう?」って聞いて、

オッケーしてくれる友人の存在。

ほんと感動です。

今朝も、苗を田んぼに運ぶ作業、

1人でやっても2時間もあれば、というところですが、軟弱にも手伝ってもらいました。

2人でやれば1時間足らずで終わるわけです。

それが、真夏日になることが予想される日の朝であればなおさら、

ありがたや。

早朝の消耗を抑えるって、ほんと大事です。

しかしその後の田植えで一つ、ミスりました。

もっていった手袋が、両方「左手」だったんです。…

僕、皮膚は極薄なんです。

熱いマグカップとかもロクに持てないひ弱な皮膚の持ち主。

そんな僕は、とにかく手袋をいろいろ使います。

草刈りのときは、振動を抑える専用手袋。

あとは、

機械をあれこれいじるときは、耐油のゴム手袋

水を使って洗浄とかするときも基本これ。

トラクターの後ろの作業機、結構付け替えとかあるんです。

水は使わないけど色々持つものがあるときは、

通気性の良いグリップ手袋

手のひら部分がゴム状で滑らないので握力も節約できる(笑)

とかとか。

しかし、

いつもいつもは、なかなか装着できないので、

素手でエイっとやってしまうことも。

あと、素手じゃないとできないシゴトとかもあるんです。

水路に手を突っ込むとか。

ゴム手袋だと、水が多いと手袋の中に水が入ってくるし。

こまかい作業も当然、手袋があると邪魔でできないし。

そして、トラクターでは、だいたい運転中は素手。

だから手の甲だけすごい日焼けします(笑)

日焼けはともかく、

素手で水やら土やら触りまくり、

手袋ごしとは言え、重たいもの(←苗箱数百箱とか)を持ちまくり、

この時期の僕のひ弱な手は、ガッサガサなわけです。

目がかゆい、と言って手で擦ったら目を怪我します(笑)

その状態を少しでもひどくしないために、

田植えのときはゴム手袋必須なわけです。

苗箱を持ったり肥料を持ったりするので。

しかし今日は、スタートから暑いので、

手袋を田植え機に乗せて(=手にはめないで)行きました。

※ゴム手袋の欠点は、蒸れることです…

そしていざ使おうと田んぼについたら、両方左手だったという始末。

ゴム手袋、何セットも持ってるのが仇になりました。。

仕方が無いので、右手は素手で田植え田植え。

手が荒れまくって丈夫になったのか、意外にツラくなかった(笑)

(暑さの方がしんどい…)

しかし田植え終わって休憩しようと思ってみた手のひらは、

だいぶ差がありました。

右手(素手でやった方)

まるでおじいちゃんの手ですね。

左手(手袋してた方)

これでもガッサガサなんですが、なんかすごいキレイに見えますね(笑)

因みに両方とも、石鹸で洗ったあとの写真です。

僕の師匠はじめ、ほとんどを素手でこなす(…!)農村のおじいちゃんたち。

彼らは土から生まれてきたんじゃないかというくらい、

生い立ちというか、遺伝情報が違い過ぎる。

繰り返しになりますが、熱いマグカップが持てないというのは、

農村とか都会とか関係なしに最弱レベルですから、

ごわっごわの手にちょっと憧れたりもします(笑)

目をこする時だけ気を付けて、

しばらくはこの手を見てヨシヨシって思おう

っという変態的新規就農者です。


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