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執筆者の写真Daisuke Shirakawa

手と手袋のはなし


猛烈に暑い田植えのシーズンとなっております。。

日の出と同時に外に出て、

日の入りまで体力仕事してると、毎日燃え尽きているのですが、

翌朝にはすぐに燃え始めます(笑)

そんな中、助けてー!って言う能力は大事。

そしてそれよりも、助けてくれる仲間の存在が大事。

前日の夕方に、

「明日、朝6時からどう?」って聞いて、

オッケーしてくれる友人の存在。

ほんと感動です。

今朝も、苗を田んぼに運ぶ作業、

1人でやっても2時間もあれば、というところですが、軟弱にも手伝ってもらいました。

2人でやれば1時間足らずで終わるわけです。

それが、真夏日になることが予想される日の朝であればなおさら、

ありがたや。

早朝の消耗を抑えるって、ほんと大事です。

しかしその後の田植えで一つ、ミスりました。

もっていった手袋が、両方「左手」だったんです。…

僕、皮膚は極薄なんです。

熱いマグカップとかもロクに持てないひ弱な皮膚の持ち主。

そんな僕は、とにかく手袋をいろいろ使います。

草刈りのときは、振動を抑える専用手袋。

あとは、

機械をあれこれいじるときは、耐油のゴム手袋

水を使って洗浄とかするときも基本これ。

トラクターの後ろの作業機、結構付け替えとかあるんです。

水は使わないけど色々持つものがあるときは、

通気性の良いグリップ手袋

手のひら部分がゴム状で滑らないので握力も節約できる(笑)

とかとか。

しかし、

いつもいつもは、なかなか装着できないので、

素手でエイっとやってしまうことも。

あと、素手じゃないとできないシゴトとかもあるんです。

水路に手を突っ込むとか。

ゴム手袋だと、水が多いと手袋の中に水が入ってくるし。

こまかい作業も当然、手袋があると邪魔でできないし。

そして、トラクターでは、だいたい運転中は素手。

だから手の甲だけすごい日焼けします(笑)

日焼けはともかく、

素手で水やら土やら触りまくり、

手袋ごしとは言え、重たいもの(←苗箱数百箱とか)を持ちまくり、

この時期の僕のひ弱な手は、ガッサガサなわけです。

目がかゆい、と言って手で擦ったら目を怪我します(笑)

その状態を少しでもひどくしないために、

田植えのときはゴム手袋必須なわけです。

苗箱を持ったり肥料を持ったりするので。

しかし今日は、スタートから暑いので、

手袋を田植え機に乗せて(=手にはめないで)行きました。

※ゴム手袋の欠点は、蒸れることです…

そしていざ使おうと田んぼについたら、両方左手だったという始末。

ゴム手袋、何セットも持ってるのが仇になりました。。

仕方が無いので、右手は素手で田植え田植え。

手が荒れまくって丈夫になったのか、意外にツラくなかった(笑)

(暑さの方がしんどい…)

しかし田植え終わって休憩しようと思ってみた手のひらは、

だいぶ差がありました。

右手(素手でやった方)

まるでおじいちゃんの手ですね。

左手(手袋してた方)

これでもガッサガサなんですが、なんかすごいキレイに見えますね(笑)

因みに両方とも、石鹸で洗ったあとの写真です。

僕の師匠はじめ、ほとんどを素手でこなす(…!)農村のおじいちゃんたち。

彼らは土から生まれてきたんじゃないかというくらい、

生い立ちというか、遺伝情報が違い過ぎる。

繰り返しになりますが、熱いマグカップが持てないというのは、

農村とか都会とか関係なしに最弱レベルですから、

ごわっごわの手にちょっと憧れたりもします(笑)

目をこする時だけ気を付けて、

しばらくはこの手を見てヨシヨシって思おう

っという変態的新規就農者です。


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