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  • 執筆者の写真Daisuke Shirakawa

不注意と幸運。


少しずつ、春の作業が始まっております。

まずは、苗を育てるための苗田(なえだ)を準備しています。

色々やり方はあるのですが、田んぼに苗を広げて並べて、

そこにシートをかけたり水をやったりして育てていきます。

そのための場所を用意するために、

耕して、水を入れて、代かきというドロドロを作る作業。

「水を入れて」

というところ。

ここに、一番初めだけ発生する作業がありまして。

当然、水路に水が無いといけないわけです。

普段いっぱい水が流れている水の道から、

苗田のあるところの水路へ水を導く。

…だけといえばだけなのですが。

それが、いつも苦笑いしてしまうくらい

ぼろっぼろのハシゴを下りていくところにあって。

このサビ具合、朽ち具合。

下りた先には、

超原始的な、石でゆるーくせき止めて、

水をわき道に呼び込むという、水路が。

冬の間にこのあたりに積もった木やら枯草やらを掃除して。

このオモシロさを経て、

苗田に水が入り、代かきとなるわけですが。

1つ、やらかしました。

育苗する上で、(代かきだけでなく)水が必要という理由だと思いますが、

ここには水道が来ています。(山からの水です)

トラクターの操作ミスで、この水道の蛇口に引っかかって、

ぶっ壊してしまいました。。

毎年、気を付けてターンしてたのですが…

今年も、気を付けていたつもりが、ほんの一瞬でこのように…

マーライオンのように水が噴き出し、近所のおいちゃんの家に行って

水を止めてもらいました。

とりあえず代かき作業を終わらせましたが…

不注意のせいで、「水道を直す」という余計な仕事を増やしてしまいました。

しかも、水道に詳しいわけではまったくもってありませんので、

途方に暮れます。

そこへ。

急きょ、以前鹿野に滞在していた画家の友だちが、我が家に転がり込んできました(笑)

彼は、手先が器用で、DIY的な経験や知識も豊富。

天気がいい時間帯を狙って、

修復を手伝ってもらいました。

現状を確認し、作戦を考え、

必要なものをホームセンターに買いに行き。

塩ビパイプとコンクリをある程度ぶっ壊し、

新しいパイプを付けて、もう一度モルタルを流し込む。

めっちゃ助かりました(涙)

た、多分これで復活したんじゃないかな…

素人目には、完璧な仕上がり。

不注意で凹みましたが、その後の幸運に助けられ、なんだかプラスの気分(笑)

友人がいてくれているうちに水を流して最終確認しよっと。

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