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  • 執筆者の写真Daisuke Shirakawa

災害への備えって…


豪雨被害がすごすぎて、こちらの水路に泥が溜まってたり変なものが詰まってたりというのは、もはや何も無かったと同じことですね。

被災地はとにかく人手が要るのだと思いますが、

まとまった時間動ける状況にないので、少しでも暑さがおさまることを祈りつつ、

自分にできる仕事を鳥取で頑張ろうと思います。

全然雨降らず、ものすごく暑いので、日中に水を入れたり(水路に水が十分あるときは…ですが)。

今回の被害で、

農業や漁業といった一次産業のダメージも色々と分かってきています。

毎年のようにどこかで起こる自然災害では、当然住まいや道路だけでなく、

その周辺の産業も被害を受けるわけですが。。

助け合いながらどうにか復旧していくのでしょうけれども、

やはり同じ場所でやるなら、同じことができるだけ起こらないように、

という対策と一緒にやることになるのでしょうし、ものすごく大変な道のり。。

家は、ローンを組んだりして、支払いは後回しでも、

建設が済めば住み始められます。

農地は、土の質は災害前と比べてどうか、周辺の危険性はどうか、水路は?とか

いろんなことをクリアして整備するのだと思います。(もちろん家も規定に則ってチェックするのですが)

しかも、数か月で育つ作物ならまだしも、果樹のように、成長に何年もかかるものは、

収穫できるようになるまで、生業としては別のことを並行せざるを得ないわけで。

昔から、災害はあったでしょうから、その時はどのようにしていたのでしょう。

都市部に出稼ぎに出つつ、少しずつ復旧していたのでしょうか。

想像の域を出ませんが、

今より、災害との向き合い方が一枚岩というか、「みんな自分ゴト」だったのではないかなと。

結局、土地(農地)は繋がっているし、生計を立てているものも似通っていれば

みんなでどうにかしなきゃいけないわけですからね。

今って、地方はそれなりにこの感じが残っているとはいえ、

相当薄まっているような気がします。

そもそも、

農業がキツイわりに儲からず…的な流れの中で担い手が減り、被雇用者が圧倒的に増え、

少数の農業者が、高額な機械投資とセットで地域の農地を農地たらしめている状況がじわじわと長期間かけて進行してきているわけですから、都市と田舎の違いというよりは、田舎の中でもなかなか一枚岩ではいられないわけですよね。

僕自身、今回は大きな災害を免れましたが、

普段から、被害が無くてもどうやって持続していこうか、うんうん唸って悩んでやっているわけです。

そこへ、すべてを持っていくような災害が襲ってきたらと思うと、

僕の場合、残念ながら1秒で結論は出てしまうと思います。やめると。

「でもまぁ自然災害という予測不能ファクターを考えなければなんとか…」

…という想定は、もはや意味が無いのでは、と弱気になります。。

この暑さも、もはや災害レベルですよね。

驚異的な量の水が水田に注がれたあと、全然雨が降らずに猛暑。。

自然災害への保険のような制度もあるにはありますが、

補償は「復旧」には心もとないレベルで、掛け捨ての保険にどの程度投入できるのか、、

とかとか。

じゃあ自力で今後の機械投資の分に加え、

もしもの災害復旧分まで蓄えを…って、

ケッコー大儲けしないとできない感じというか、だいぶ高級なお米になります。。

これがスッとできるようなら、みんな農業やってて、

そうすると、今ほどリスキーじゃなくなってて、

というプラスの循環になってるんでしょうね。

それでいうと、最終的にはやはり植物工場の時代か!?

これだけ安全な場所が少なくて、

安心できる補償も期待できない状況では、

なにかと違和感ありまくりながらも、なんかすごい説得力を持ってくる気がします。

(その植物工場が被災するリスクとか考えたらもうパニック)

とはいえ、人生なにが起こるか分かんないモンさと、強がりながら波に揺られることにしてみようかと思います。

そうそう、僕が「お米しかやってない理由」の大きなものが、

「一番スペース使うから」という(笑)。

その分超大変なのにね。やっぱ工場でお米作れますと言われても、

その周辺が広大な荒地というシュールな環境なら、やらないだろな。。

(おまけ)

去年友達が植えたヒマワリが、種を落としていて勝手に生えてきました。

砂漠のような畑(苦笑)に、文字通りの花を添えてくれています。

あ、お米しかやってないって、嘘でしたね。畑もほんの少しやっております。


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