5年目のスタートは。
- Daisuke Shirakawa
- 2018年4月12日
- 読了時間: 3分
昨日で、鳥取に来てから丸4年が経過して、稲作5年目に突入しました。
その日に、
イノシシ檻(おり)管理デビューしてしまいました。

狩猟免許は、だいぶ前に取得していたのですが、
肝心の檻がなく、ペーパーハンターでした。
基本僕のスタンスは、イノシシで儲けようなどとは、微塵も思っておりません。
田んぼを守るために、田んぼ付近の山に居るイノシシの増殖を少しでも食い止めたい、
というだけなのです。
だから、
自分の田んぼから相当離れた場所の檻が、譲ってもらえるとしても、
正直要らないわけです。。
あと、遠くの檻だと、見回りやら、捕獲後の対応も大変だったりして。
ちなみに生々しい話、イノシシは捕獲する頭数に比例して、お金がもらえます。
(色々なルールがあるので、むやみに獲ればいいというものではないのですが、ざっくり言うとそうなります)
だから周囲の人は、僕が狩猟免許取ったというと、
「イノシシで稼ぎたがっている」と思う人も居るようで(笑)
しかしまぁ当然のことながら本業は稲作で、それだけでもヒーヒー言ってるのに、
イノシシ対応でさらに忙しく動き回る自信もなく、
ペーパー期間が続いておりました。
ようやく丸4年たって、まだまだとはいえ、稲作のことをだいぶ師匠や他の方から吸収してきていましたし、そろそろ「まだペーパーで居たい」とも言っていられない時期でもあり。
田んぼのすぐ近くの山にある檻の管理を、師匠から譲り受けることに。
(1つで良いといったのですが、なし崩し的に3つも…)

(なんか無限にイノシシ居そう…)
トラップの仕掛け方が、檻によって微妙に違ったりして。
師匠の教えも、一度では覚えられる気が全くせず、
ひたすら写真を撮りまくる(笑)

檻の中だけでなく、檻に向かって少しずつ撒き餌を置いてみたり。

翌日以降、新しい足跡がどの辺まで来ているかを見て、
罠にかかりそうなタイミングを予想するとか。
…5年目のスタート、何やってんだろ。と考えてしまいました(笑)
イノシシを罠にはめる作業をすることになっている自分が、
すでに罠にはまっている気がしないでもないです。
(狩猟免許を取ったのも、僕に免許を取らせたい人の陰謀でしたし 笑)
とは言え、稲作の技術もさることながら、
イノシシの捕獲から仕留めるところまでも、高齢化の波は例外なく迫っており、
ちゃんと引き継いでおかないと、と気を引き締める余裕くらいは、
5年目のタイミングでようやく確保できていて良かったと素直に思ってみたり。
しかし、
見回りに行くのはいいけど、
(イノシシ入ってたらどうしよう…慌てる。)って思いながら見に行くのって、
まだまだペーパーですよね。
これからも色んな人にお世話してもらいながら
一歩ずつ進んでいこうかなと。